「タリバンとアフガニスタン」①
米軍がアフガニスタンから撤退、タリバンがアフガニスタン首都カブールを制圧のニュースについて。
歴史から遡ります。
50年前の1970年代、アフガニスタンは安定した国でした。
1970年代後半に共産主義政党アフガニスタン国内でクーデターを起こします。
共産主義政党とは労働者が革命を起こし、労働者の国を作ろうと行動します。
このように共産主義政党によって国を作ったのがソビエト連邦。
ソビエト連邦は共産党による社会主義共和国。
旧ソ連の後ろ盾を得ながらアフガニスタンという国を旧ソ連っぽい「共産主義政党にしよう」とクーデターを起こしたのがアフガニスタンの戦争への始まりです。
アフガニスタンにとって共産主義政党は脅威。
アフガニスタンは中東の国、中東といえばイスラム教、イスラム教と共産主義政党は水と油で激しく対立します。
なぜか?共産党は宗教を否定する主義だから。
揉める。
イスラム教は政教分離をしません。
政教分離とは政治と宗教を分ける事。
仏教やキリスト教は宗教で国づくりはしていない。
政治は政治。
宗教は宗教で自由にやっていこうと分けています。
イスラム教には政治の教えもあるので、
中東はイスラム教の教えに沿って政治をやろうという考えで政治が宗教の一部の考えとして存在していると言う国が多いのです。
共産党は宗教を否定VSイスラム教は政治を宗教の一部と考えるので、水と油なのである。
そして、共産党がソ連の後ろ盾を得ながらクーデターを起こし、アフガニスタンを取ったところでイスラム教の戦士達が立ち上がります。
立ち上がる聖戦士ムジャヘディン
イスラム教には神の教えを守るために戦う事を聖戦ジハードと呼ぶ。
ジハードの為に戦う戦士を聖戦士ムジャヘディンと呼ぶ。
このムジャヘディンと共産党でかなり荒れます。
そして、このムジャヘディンの中にはアフガニスタン以外の国の方も参加します。
イスラム教国家を守る為に他国のイスラム教の方も立ち上がります。
その中に後にタリバン最高指導者ムハンマド・オマル氏とアルカイダでアメリカとめちゃくちゃ揉めるビン・ラディン氏がムジャヘディンに参加しています。
のちのタリバン最高指導者とアルカイダ最高指導者がイスラム教を守る為に立ち上がり、手を組みます。
「タリバンとアフガニスタン」②は続く。
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