「アメリカ民主主義国家への動きとタリバンの意志」
タリバン政権は崩壊したが、タリバンの意志を持った人間は散り散りになって潜伏し続けます。
これをほっておくとより一層反米感情が高まったタリバン政権、テロリストが戻ってくるのではないか?と恐れたアメリカは完全民主主義国家に作り変えようと動き始めます。
新しい憲法、軍隊、警察、選挙を導入して民主主義国家を一から作るとアメリカが動き始めます。
タリバンは引き続き散り散りになって潜伏し続けます。
そして、20年の時が経ち2021年現在へ。
アフガニスタンではケシの花が多く取れ、このケシの花から麻薬が作れるのですが、タリバンはこの麻薬を使い、お金儲けをして潤沢な資金で20年間仲間を増やし続けました。
いずれアメリカ軍隊は居なくなるぞを合言葉に。
「アメリカが目指す民主主義国家が作れない」
一方アメリカがアフガニスタンで作ろうとしていた国家は予算が多く掛かっていた。
先ず国家を作るのには大金が掛かります。
それにプラスして随時タリバンから攻撃を受けていました。
これにより、10万人の米兵が必要となり、お金と時間、人員がかなり掛かってしまいました。
その割には国が作れなかった。
なぜか、一部報道では汚職が蔓延していたと。
500人しかいない駐留所に1000人いると嘘をついて浮いたお金を1人がポケットにしまうというような行為が蔓延していたと。
それをアフガニスタンの国民が知っていて、アメリカが作ろうとしている政府への不信感が拭えなかった。とも言われております。
かつ、夜になるとタリバン政権側の人間がやってきて、アメリカはいずれいなくなるぞとタリバン側に勧誘してきます。
俺らの言う事を聞けと。
「アメリカ国内でも批判」
そんな中アメリカ国内でも効果出てないのではないか?と声が上がり始めます。
アフガニスタン駐留に使った資金220兆円。
20年の時が経ち、世界状況も変わり始め、石油も必要とならないような世界の動きが加速してきている中でアメリカも中東にこだわる必要が無くなってきたと。
更に20年で2400人の米軍人が犠牲になっています。
お金も時間も人命もかけて、効果が見えない。
アフガニスタンで民主主義を作って後はアフガニスタン国内でどうぞ。
とやる予定が全く進まず、汚職まみれ。
これはダメだと。
撤退しようと。
これをオバマ政権からやり始める。
トランプ政権とタリバン政権が会談して
もうテロはしませんね?
それではアメリカ軍隊は撤退しますよ?と。
そして、バイデン政権で完全撤退を発表。
その時には一時は10万人いたアメリカ兵士も最近では数千人になっていた。
「タリバンとアフガニスタン」⑦へ続く。
コメント