人口減少の原因
1.自然減
自然減は生死の比率で亡くなっている人の方が多いので、減っている。
2.社会減
社会減は出入国の差。
海外から日本へ移住しに来ている人よりも日本から海外へ出て行っている人の方が多いので、減っている。
社会減はこれまでに2万8000人。
自然減は60万9000人。
と明らかに自然減が日本の人口減少の原因である。
産まれてなくて、亡くなっている。
少産多死。
何故人口が減少しているのか、何故人口減少がダメなのかを理解して、今後の日本をどうしていくのかを改めて考えて適正な政治家に投票するべきであると。
原因1.出生数減少とその理由
日本にはベビーブームが2度ありました。
1度目が1940年代後半第一次ベビーブーム。
戦後間も無くの事。
第二次世界大戦、太平洋戦争が終わった後何があったのか。
兵隊が帰還し、平和になった事で結婚して子供を産み、育てようという風潮になる。
そして、多くの子どもが産まれます。
1970年代に第二次ベビーブーム。
第一次ベビーブームで産まれた子供たちが大人になり、結婚、出産をして、第二次ベビーブームとなりました。
そして同じく30年後の2000年代に第三次ベビーブームが来ると予想されておりましたが、起きませんでした。
これが日本の大いなる悲劇の始まりなのです!
何故、第三次ベビーブームが起きなかったのか?
それが理解出来れば日本の歴史と現在のピンチを理解する鍵を一つ手に入れる事が出来ます。
先ず一つ、社会の文化や風潮が変わっている。
結婚の仕方も変わっていて、戦後間も無くは お見合い結婚。
戦後から1960年まではお見合い結婚の方が多かった。
恋愛結婚が逆転したのは1965年。
それまでは周りの家族が結婚しなよ。
と進めて周りの後押しがあり結婚。
結婚するのが当たり前。
するもんだという風潮。
恋愛結婚になって婚姻の数が減るのは何故ですか?
それはお金です。
恋愛結婚において、
経済力がシビアな評価基準である。
そして、2000年代はバブル崩壊直後でした。
日本は90年代半ばからバブルが崩壊し、そこから失われた30年と言われるほど経済的に低迷し続けております。
アジア各国のなかでも唯一経済成長しなかった国。と言われ、今や安いニッポン。
と言われ、円安が進み、海外から日本に来ると安くものが買えるね。
と言われる国になった。
この30年間で日本はどんどんと貧しくなっていった。
貧しい日本と自由恋愛が重なった事で婚姻数は減らざるを得なかった。
では、出産はしやすいのか?
勿論しにくくなります。
賃金が上がらない事で企業が長時間労働を強いるようになります。
子育ての時間が少なくなり、大半の方々が長時間労働をしないと生活が立ち行かない状況。
夫が家事をしなくなり、ワンオペ育児、都市一極化が進み、核家族で育てなければならなくなり、妻への子育てや家事の負担は倍増。
価値観の変化と経済的低迷が一気に来た。
夫は長時間労働、妻は1人で育児。
生活もカツカツ。
こんな状況では子供を2人も産もうと思わないのが現代社会です。
子供2人を産む勇気が日本人には無くなりました。
2人以上の子供が全国民に産まれれば人口は維持、もしくは向上するわけですが、2以下だった場合は人口減少になっていきます。
子供2人以上出産=人口維持。
2000年代は1人の子供を産む負担を考えて産まないという選択肢も増えて行った。
さまざまな事情がある中で、主に経済的事情により、2人以上産む事が非常にシビアになって行った。
失われた30年による経済的不況と変化する文化のダブルパンチが原因。
何か一つの原因ではないと言う事。
更に日本の戸籍制度が原因とも言われています。
海外と日本での戸籍制度の大きな違いが婚外子です。
※婚外子、非嫡出子とは、結婚していない(法律上、婚姻関係にない)男女の間に生まれた子供のことを呼びます。法律用語としては「嫡出でない子」(以下、非嫡出子)といいます。 また、結婚していない男女の子供を、「婚外子」とも呼びますが、婚外子と非嫡出子は同じ意味です。
結婚していない夫婦の子供は非嫡出子として扱われ、戸籍上別の扱いを受けるという可能性が高い。
(現在の戸籍制度では)
ヨーロッパでは多くの国がこのような制度は廃止されています。
結婚をしないと子供が産めないと言うメッセージがこの戸籍制度からは発せられている。
この制度を改めて 未婚、事実婚などの夫婦からの子供を許容する事で出産に対するハードルが下がる。
ヨーロッパでは婚外子30-40%ほどに対して日本は2%である。
日本では結婚をしないと子供が産めないと戸籍制度から強烈に発信されている。
海外では、結婚しなくても子供を産む事はあり。
(これは50年ほど前に改正されている。)
日本は1970年代から戸籍制度が変わらなかった。
少子化原因まとめ
・変わった文化(お見合いなど結婚を進める文化)
・変わらない価値観(結婚しないと子供が産めない)
・失われた30年にやってきた経済的不況
これらがトリプルパンチでやってきた事が原因。
これにより、現在は産みづらさの極地にある。
日本はとても子供が産みづらい国になっている。
のにも関わらず、ここにメスを入れる雰囲気は未だにない。
婚外子を受け入れようなどの動きが未だになく、産みづらい国、日本。
だけではなく、たくさん亡くなっている国、日本にもなっています。
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