「タリバンとアフガニスタン」④

「タリバンの誕生」

そして、この神学校で育成、養成されて組織を作った方々が「タリバン」なのです。
タリバンとは学生という意味。
パキスタン製の神学校の学生がタリバン。
タリバンは最新鋭の武器でムジャヘディンの内紛を収めていきます。
タリバンはなぜ最新鋭の武器を持っていたのかというとアメリカから送られていた武器の半分をアフガニスタンに送り、残り半分はいざという時のために取っておいたのです。
そしてタリバンに最新鋭の武器を渡すのです。
そして、この内紛をタリバンが収めた事で「タリバン政権」が誕生するのです。
タリバン政権はパキスタン製の神学校で教わったやり方で国を収めていきます。
イスラム教国家に変わりはないが、元とは少し違いのあるタリバン政権のイスラム教国家となりました。

「諸外国の動き」

イラクのサダム・フセインが米国、ソ連が弱っている今に中東での勢力を拡大したい!
その為には石油利権だ!となります。
中東が石油で一気に湧くのは第二次世界大戦後である。
車など石油が必要とされ始め、それまではヨーロッパの国やアメリカなどが石油を掘っていたが、それを中東の国にやらせてくれとやり始めて一気に中東が潤い始めます。

石油利権をもっと牛耳る為にイラクのサダムフセインは諸外国(外国)に石油の価格を高値で売ろうと周りの国に言うのですが、クウェートは言うことを聞かずに安値で販売します。
独裁者サダムフセインはこれに激怒し、1990年イラクがクウェートに侵攻します。
しかし、周りの国がやり過ぎだとピリつきます。
サウジアラビアもその一つ。
このサウジアラビアは中東の中でもリーダー的存在。
何故か、イスラム教の聖地メッカがあるから。
その上石油もめちゃくちゃ取れます。
そして、イラクとクウェートが戦争になるとサウジアラビアの国境も近いので、対策を取らなければならない状況になりました。

「タリバンとアフガニスタン」⑤へ続く。

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